地域で行われているご当地体操の大会①「しあわせ信州ご当地体操ビデオコンテスト」

地域で行われているご当地体操の大会①「しあわせ信州ご当地体操ビデオコンテスト」

コロナ禍で開催している各地のご当地体操の大会を紹介します。
第1回は「しあわせ信州ご当地体操ビデオコンテスト」です。

イベント名「第13回しあわせ信州ご当地体操ビデオコンテスト」

主催:しあわせ信州ご当地体操実行委員会
共催:長野県、日本健康運動指導士会長野県支部

作品エントリー期間 令和2年11月1日~令和3年2月11日
結果発表 令和3年3月7日

エントリー数: 11 チーム(長野県10チーム・山梨県1チーム)

最優秀賞(長野県知事賞)「野沢温泉スキー体操」野沢温泉村社会福祉協議会ふれあいサロン

優秀賞「須坂エクササイズ 信濃の国」須坂エクササイズ 体操ユニット

健闘賞「笑顔あふれたい!そう」木祖村

【コンテストの目的】
■ 日頃、健康づくりとして行っている「ご当地体操」の披露の場づくり
■ 「ご当地体操」の魅力を大勢の人に共有してもらう

【これまでの実績】
開催数:13回(平成20年度~令和2年度 *令和2年度のみビデオコンテスト)
総出場チーム数:92
総参加者数:2086名

実行委員長の諏訪直人さん(日本健康運動指導士会長野県支部理事)にお話を聞きました。


リモート取材を受けている諏訪直人さん(2021年4月20日)

編集長
長野県は『ご当地健康体操100選』に登録されている体操の数が全国最多です。その背景にはこの大会が10年以上継続していることで、県内のご当地体操を盛り上げていることがあると思います。大会が始まった経緯を教えてください」

諏訪さん
「平成20年、長野県内の運動指導士の有志達で運営していたイベントの中で『ご当地体操の発表』を行ったことがきっかけです。翌年以降も開催し、次第に多くの人の関心を集めるようになりました。今ではご当地体操がメインの行事として定着しました。長野県健康増進課の協力により、これまでに長野県の25市町村のチームに参加していただいています

編集長
「コンテストの運営費はどうされているんですか?」

諏訪さん
基本的に手弁当です。各チームからの参加費(*)と協賛企業からの寄付金を運営に充てています」
(*)今回はビデオコンテストのため1作品2,000円。前回までは会場開催のため1団体1万円

編集長
「審査はどのようにするのですか?」

諏訪さん
『地域への定着度』、『馴染み易さ・行い易さ』、『効果度』の 3 項目をそれぞれ点数評価し、合計点を競います。審査委員は今年度は5名で、医師、県職員、健康運動指導士、運動・健康指導有識者、他で構成されています」

編集長
「参加チームからはどのような声を聞きますか?」

諏訪さん
『コンテストに出る事が日々の活動の張り合いになっている』『地域を超えた交流ができた』などの声をいただいております。リピーターになっていただいたチームも少なくありません」

編集長
「令和2年度はコロナ禍で初めてのビデオコンテストとなりましたが、いかがでしたか?」

諏訪さん
「コロナ第一波を受けて中止となった昨年度から、なんとか再開が出来たことに喜んでいます。一方でビデオだけでは限界があるとも感じました。できれば次回は会場参加とビデオ参加、それぞれを選べるハイブリッド開催にしたいと思います

長野県伊那市の会場で開催された前回大会(平成30年度開催)

編集長のコメント
「他県の方も参考になる事例です。今後、諏訪さんは日本健康運動指導士会のネットワークを活かして、山梨や新潟など近県からも参加チームを増やしたいそうです」

健康づくりNEWSカテゴリの最新記事