志摩からはじまる物語
制作:三重県志摩市(令和元年)
対象:高齢者
目的:介護予防
作詞・作曲:志摩市職員(有志ボランティア)
体操の監修:市民病院の理学療法士、運動インストラクター
全般:介護・総合相談支援課職員(保健師)
<主な利用場面>
地域の高齢者サロン、ケーブルテレビ(毎朝6時)
志摩市 地域包括ケア推進係の山本奈都子さん(保健師)にお話を聞きました。
編集長
「高齢者向けの体操ですが、音楽が今風で驚きました。なんと市役所の職員の皆さんが作詞・作曲・ヴォーカルまでされているんですね」
山本さん
「音楽はとても好評です。曲を聴くだけで若返るようだと仰る方もいらっしゃいます」
編集長
「この体操をつくったきっかけを教えてください」
山本さん
「志摩市ではこれまでに2本のご当地体操を制作しました。今回は介護予防活動を進めているボランティア(お達者サポーター)から『高齢者に提案できるレクリエーションの要素のある準備体操的なものがほしい』との意見があり、高齢者向けの体操を初めて作成しました」
編集長
「なるほど。市民の皆さんの反応はいかがですか?」
山本さん
「『気分が明るくなる曲で、体操をするとすっきりする』『新型コロナウイルスの自粛生活で出ていく場所が減ったが、健康維持のために自宅で動画を見ながら体操をしている』などの声をいただいています。今後はデイサービス等にも紹介して、さらなる普及を図ります」
<三重県志摩市>
人口約5万人。第42回先進国首脳会議(サミット)が市内の賢島で開催。市民ボランティアの「お達者サポーター」は新型コロナウイルスで活動自粛期間も参加者と連絡を取り合い、高齢者の見守り活動で活躍。
編集長のコメント
「体操のネーミングと歌詞には“志摩で暮らしながら、明るい未来を思い描いて自分らしく歳を重ねていく”イメージが込められているそうです。職員の皆さんの音楽制作能力に脱帽です」