壱岐うらふれ体操(転倒予防バージョン)
制作:長崎県壱岐市(2011年)
対象:高齢者
目的:介護予防
体操制作に関わった人:理学療法士・健康運動指導士・体操指導者・保健師
音楽:壱岐市市歌
<主な利用場面>
イベントの準備運動、出前講座や介護予防教室で活用。壱岐市職員の始業前の体操
壱岐市 健康増進課にお話を聞きました。
編集長
「『うらふれ』とはどういう意味ですか?」
健康増進課
「壱岐の地名には必ず「浦(うら)」や「触(ふれ)」がついており、壱岐の隅々まで普及するように思いを込めて『壱岐うらふれ体操』と名づけました」
編集長
「いいネーミングですね。体操制作の経緯を教えてください」
健康増進課
「壱岐市は離島であるために、車の保有率が高く、運動習慣のない人が多いからです。また、特定健診の開始で、メタボや糖のデータが悪いことや、転倒骨折による介護認定者の割合が高いという課題が明確になりました」
編集長
「これまでの手ごたえはいかがですか?」
健康増進課
「近年、住民の特定健診結果の改善や高齢者の運動機能の向上が見られますが、その一因になっていると思います。また、市民の体操サークルへ協力を呼びかけ、普及隊『なごーいきよう隊』が結成されるなど、この10年で定着しつつあります」
なごーいきよう隊の皆さん。公民館や婦人会などの集まりに呼ばれて、体操指導を行っている。
<長崎県壱岐市>
人口2万5千人。博多から高速船で1時間、長崎空港から飛行機で30分。新鮮な魚介類や壱岐牛などグルメが自慢。麦焼酎発祥の地であり、島内7つの蔵元により伝統と製法が守り続けられている。
編集長のコメント
「うらふれ体操にはテンポの速いメタボ予防バージョンもあります。元気のいい曲で、やる気が出ます」