ながはま きゃんせ体操2
制作:滋賀県長浜市(令和元年)
対象:主に高齢者
目的:足腰の筋力低下予防、口腔機能低下予防、低栄養予防、通いの場の活動継続(社会参加)
体操制作に関わった人:地域の健康運動指導士、歯科衛生士、管理栄養士、高齢福祉介護課職員
<主な利用場面>
・体操グループやサロンなどの地域の住民主体の通いの場
・ケーブルテレビで1日3回放送
・市公式YouTubeチャンネルでの動画配信
高齢福祉介護課の中川勝さんにお話を聞きました。
編集長
「『きゃんせ』とはどういう意味ですか?」
中川さん
「はい、『きゃんせ』という言葉には長浜弁の「おいで」の意味があります。『みんなで楽しく体操をしよう』といった思いを込めました」
編集長
「なるほど。今回はご当地健康体操の第2弾とお聞きしましたが、制作のいきさつを教えてください」
中川さん
「前回の制作から10年以上が経過し、地域の通いの場から、新しい体操の制作の要望が以前からありました。また、近年、介護予防には運動だけでなく、低栄養予防や口腔機能低下予防も重要であると言われており、体操リニューアルを機に低栄養予防や口腔機能低下予防に関する啓発をDVD(映像)でも行っていきたいと考えました」
編集長
「これまでの成果をお聞かせください」
中川さん
「体操を自主的にされているグループは市内で166グループあり、約2,700人の高齢者が参加されています。住民の皆さんからは『腰痛で通院しなくてよくなった』『毎日の動作が少し楽になった』『ひとりでは続かないけど、みんなと一緒だと続けられる』などの声をいただいております」