やぶからぼうたいそう
制作:兵庫県養父市(2008年)
対象:老若男女問わず
作詞&作曲:アマチュアバンド「吉田村」(市社会福祉協議会職員)
振付:小松原貴美子(市内でバトン教室を主宰)
出演:養父市役所 健康課
主な利用場面:地区の運動会やミニデイサロン等
健康課の吉田 由佳さんにお話を聞きました。
Q 吉田さんは映像ではセンターを務めていますね。棒を使った珍しい体操をつくった経緯を教えてください
吉田さん
「兵庫県養父市は人口の20%以上が75歳以上の高齢者です。実は、やぶからぼうたいそう体操ができる前から、
高齢者向けの体操はあったのですが、あまり「楽しい!」と思えるものではなく、インパクトもありませんでした」
Q なるほど。確かに「やぶからぼう」は印象的です。
吉田さん
「街の名前が養父(やぶ)なので、ダジャレで『藪から棒』が面白いではないかと。
どうせだったら、棒を使った運動がいいねと保健師が中心となって制作しました」
Q棒はどうされているんですか?
吉田さん
「棒は何でもいいです。肩幅程度のものであれば。新聞紙や広告でつくったり、竹を切ってきたり」
Q 住民の皆さんの反応はいかがですか?
吉田さん
「『曲も歌詞もよくて、歌いながら体操ができて楽しい』、『孫におばあちゃん上手に回せてすごいねと褒められた』
などの声をいただいています」
Q メッセージをひと言。
吉田さん
「地域に愛される体操をめざし、やぶからぼうたいそう推進キャラクター「やぶからぼうや」も誕生しました。
これからも、健康づくりや地域づくり、異世代交流を地域の皆さんと楽しみながら取り組んでいきたいです」
やぶからぼうたいそう推進キャラクター「やぶからぼうや」
<兵庫県養父市>
人口2万3千人。中山間地農業の改革拠点として、内閣府の国家戦略特区に指定。ちなみに、やぶ医者の語源は「養父医者」。本来は「養父にいる名医」の意味だが、現在はなぜか下手な医者という意味に変化。
編集長のコメント
いっしょに体操をした同僚の女性が上手にバトンを回す姿に思わず見とれました。
こういう一面が見れるのもいいですね。