いいあんべぇ体操
制作:秋田県秋田市(2015年)
対象:高齢者・働く世代
監修:秋田大学大学院 医学系研究科の若狭正彦教授
効果:健康増進、介護予防
主な利用場面:各地区で行われる健康教室、住民主体の集まりなど
保健予防課の中村悦子さんにお話を伺いました。
Q ユニークなネーミングですね。
中村さん
「この体操を実践することで身体の状態が「良い塩梅」となります。そこで、秋田市オリジナルの体操ということで、
秋田弁を取り入れ「いいあんべぇ体操」という名前にしました」
Q 体操のバリエーションが多くて驚きました。
中村さん
「この体操はDVD(動画)も作成しており、動画は「肩こりすっきり体操」や「膝らくらく体操」などの8つのチャプターに分けています。(*)チャプターはそれぞれ10分程度の内容となっており、その人に合わせ、必要な体操を選択し、短時間で取り組んでもらえることをねらっています」
(*)YouTubeでも全8種類を見ることができる。
Q 住民の皆さんの反応はいかがですか?
中村さん
「この体操を半年間行うことで、柔軟性、バランス能力、筋力の向上が認められることが、若狭教授らの研究チームにより確認されています。参加者からは、『体が軽くなった』、『膝や腰の痛みが改善した』という声がありました」
Q メッセージを一言どうぞ。
中村さん
「いいあんべぇ体操は、生涯にわたって骨や関節の健康を保ち続けられることができるよう、誰でも簡単に安全に取り組んでもらえる運動です。働く世代からシニア世代まで、幅広く気軽に活用していただき、ご自身で、そして仲間と一緒に「いいあんべぇ~」を体感してください」
<秋田県秋田市>
人口31万人。体力の保持増進や生活習慣病予防のために、20~64歳の一日の平均歩数を8,000歩 以上、65歳以上の平均歩数を6,000歩以上として目標を設定している。
編集長のコメント
ご当地体操は3分前後のものが大半ですが、この体操は10分ありますので、しっかりほぐせます。
私のようなヘビーデスクワーカーには、いいあんべぇ。