ふくふく福生体操(平成31年)
制作:東京都福生(ふっさ)市
<対象>
中高年層(介護予防を積極的に行ってほしい年齢層)
<目的>
介護予防
<主な利用場面>
ボランティアの介護予防リーダーによる体操の出前教室、介護施設のデイサービス等
振付:医療法人社団和風会、メディカルフィットネスプラム
音楽:医療法人社団和風会
地域包括支援センター係の佐野 秀実さん(保健師)にお話を伺いました。
編集長
「できたてほやほやの体操ですが、体操制作のいきさつを教えてください」
佐野さん
「一番の目的は介護予防です。体操はそのためのツールです。ただ、簡単すぎてしまうと物足りないので、少し早いリズムも部分的に加えています」
編集長
「脳トレ的な要素も入っていますね。これは全国的にかなり珍しいです」
佐野さん
「はい、認知症予防を狙っています。間違えても自己流でも、とにかく笑って楽しくやることを大事にしています」
編集長
「いまの手ごたえをお聞かせください」
佐野さん
「介護予防リーダーさんが地域の集会場等で体操を披露すると、初めての方も見よう見まねで体を動かしてくれます。介護予防リーダーさんは体操を広めるためにまずは自分たちがちゃんと覚えなくては、と自主練習をしてくれています。体操ができたことで、介護予防活動に取り組むきっかけが生まれました」
<東京都福生市>
人口5万8千人。都心から40kmの位置にあり、多摩川や蛍公園など自然に恵まれている。また米軍基地があることから国際色も豊か。毎年8月に行われる「福生七夕まつり」は異国情緒満載で70年近い歴史がある。
編集長のコメント
「今後、福生市は体操の普及のために、市内を走る福祉バスの車内で体操の動画を流したり、コミュニティービジョンなどを活用していく予定だそうです」