ご当地健康体操37「なんたん元気づくり体操」京都府南丹地域

ご当地健康体操37「なんたん元気づくり体操」京都府南丹地域

なんたん元気づくり体操(約40分)

制作:京都府南丹保健所(2004年)

対象:高齢者全般(虚弱高齢者含む)

効果:転倒予防・介護予防

体操振付:京都府南丹保健所
助言者 :大阪医療福祉専門学校 大島行博氏、山口典孝氏(*所属は制作当時のもの)
共催  :亀岡市

<主な利用場面>
体操自主活動グループで週1回~月1回の体操実施、府民からの依頼による出前講座の実施

健康・母子保健支援担当の宮本ちひろさんにお話を聞きました。

編集長
「体操制作の目的を教えてください」

宮本さん
健康長寿をめざすためには、要介護状態の原因となる転倒を予防することが大切です。一方で、本人の力だけでなく、住民相互の力を引き出して、介護予防や日常生活支援を進めていくことも必要です。体操づくりで最もこだわったことは体操をツールとした健康づくり、地域づくりを関係機関とともに行うことです」

編集長
「これまでの成果をお聞かせください」

宮本さん
「平成30年度までに547名の体操普及リーダーを養成しました。保健所管内に9か所の普及リーダー活動拠点があります。地域の参加者からは『股関節の手術後歩けなかったが、活動グループに参加し、歩くのが楽になった』『参加者と話ができて楽しい。家では一人だが、ここにくると楽しい時間を過ごせる』などの声をいただいております」

編集長
「体操が地域づくりにつながっていますね。今後の抱負をひと言お願いします」

宮本さん
「高齢者の住まいの近くで、集い、元気になれる場がたくさんできることを目指しています」

<京都府南丹地域>
人口約13万5千人(京都府全体は260万人)。亀岡市、南丹市、京丹波町の2市1町で構成。

編集長のコメント
「虚弱高齢者になると、椅子に腰掛けることやトイレの便座に座ることも大変になります。それを予防するためには、普段から意識的に身体の様々な部分を動かす必要があります。この体操はうってつけです」

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