ご当地健康体操35 「ええとこふじいでら♪体操」大阪府藤井寺市

ご当地健康体操35 「ええとこふじいでら♪体操」大阪府藤井寺市

ええとこふじいでら♪体操

制作:大阪府藤井寺市(2018年)

対象:子どもから高齢者まで、全世代の藤井寺市民

<効果>
介護予防、健康寿命の延伸、自分が住む市への愛着アップ

体操振付 久保田 真己(メディケア・リハビリ訪問看護ステーション)
音楽   藤井寺市民音頭(昭和59年に誕生)
作詞   岩谷 時子(代表作:ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」加山雄三「君といつまでも」)
作曲   宮川 泰 (代表作:「宇宙戦艦ヤマト」)

映像出演:住民ボランティア団体や商店街の店主、医師・歯科医師、薬剤師、ケアマネジャー、地域の子どもたちなど

<主な利用場面>
地区会館でのサロン活動、地域住民による体操や運動のサークル活動、デイサービスや介護施設でのレクリエーションなど

高齢介護課の佐藤 美早紀さんにお話を聞きました。

編集長
「いま、国が進める地域づくり戦略の一つに体操等の『通いの場』の普及があります。この体操はまさにうってつけですね」

佐藤さん
「はい、住民からも介護サービス関係者からも、『気軽に通えて、運動や社会参加ができる場所がもっとほしい』という声がたくさん上がっていましたそういった居場所が各地に生まれる一つの後押しになるよう『集まって体操をする』ことを推進していくことになりました。体操はせっかくなのでオリジナルにこだわりました。曲は藤井寺らしさいっぱいの市民音頭を使い、音頭の振付けとは別で、介護予防として身体に効くようにと地域のリハビリテーション専門職に新たに振付けをしてもらいました」

編集長
「体操のネーミングは公募をされたとか?」

佐藤さん
「市民から38の応募がありました。選ばれたのは、辻野 順子(よりこ)さんという方で、藤井寺市民音頭普及会の会長を長年務めてくださっていて、人一倍“藤井寺愛”のある方です。」

編集長
「体操づくりで最もこだわったことは?」

佐藤さん
「世代を問わず『自分たちの体操だ』と思ってもらえる、親しみと愛着が沸く体操を作ることにこだわりました。古墳のまちならではの『前方後円墳のポーズ』、藤井寺球場にちなんだ『ホームランのポーズ』などご当地感満載の楽しい動きがたくさん入っています

編集長
「『前方後円墳のポーズ』とはすごいですね…これまでの成果をお聞かせください」

佐藤さん
「体操ができてから5か月間は、毎週一回、住民向けに市役所で講習を行いました。参加者からは『体操をするようになってから足が軽くなって、歩くのが楽になりました』と成果を実感された感想もいただきました。現在は地区会館での集まりのプログラムに体操が加わったり、休日の小学校の体育館に集まって体操をしたりと、市全体への浸透に向けて広がっていきつつあります

前方後円墳のポーズ 手で前方後円墳を描いて両手をパチン!と合わせる

<大阪府藤井寺市>
人口約6万5千人。かつては近鉄バファローズ本拠地 藤井寺球場が栄えた(懐かしの球場は映像に登場)。現在は百舌鳥・古市(もず・ふるいち)古墳群の世界遺産登録を目指して盛り上がりをみせている。

編集長のコメント
「『伸びゆく町だよ 藤井寺~』で伸びをしたり、歌詞と動きが随所でマッチしているのがいいですね。前方後円墳のポーズがみんなで決まれば盛り上がること間違いなし」

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