かながわ健口体操
制作:神奈川県・神奈川県歯科医師会(2012年)
体操制作/出演:健康運動指導士 原 眞奈美
作詞・作曲・歌・ナレーション:RUU
編曲:吉川 雅之
<対象>
幼児から高齢者まで全ての方
<効果>
脳の血流UPで頭スッキリ
だ液分泌UPでお口うるおう
舌の力で飲みこむ力が向上
フェイスラインがスッキリ
オーラルフレイル(滑舌の低下、食べこぼし、噛めない食品の増加、むせなどから始まる口腔機能の虚弱)を防ぐ
<主な利用場面>
県内全域(活用を希望する自治体、介護予防事業者や介護福祉施設、自主グループ等にDVDを配布)
健康増進課の浦上 汐美さん(歯科衛生士)にお話を聞きました。
Q 口の体操は女優やスーパーモデルだけがやるものだと思っていました。
浦上さん
「口腔機能は、『食べる』『話す』『呼吸をする』といった生活に密着した重要な機能です。口腔機能をいつまでも維持・向上するためには、顔や舌の筋肉を動かす口の体操(健口体操)が効果的です。健口体操には顔面体操、舌体操、唾液腺マッサージなどがあります」
Q 一般的にはあまり知られていませんね。
浦上さん
「はい。そのため、神奈川県では、健口体操等を通じて歯と口腔の健康づくりを普及するため、平成23年度から県民ボランティア「8020運動推進員」を養成・育成しています。現在までに同推進員の数は1,300名を超え、平成29年度の健口体操普及人数は延べ約5万人に上ります」
*8020運動…「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という厚労省と日本歯科医師会が推進している運動。
Q 5万人とはすごいですね。
浦上さん
「さらに、神奈川県オリジナルの健口体操を8020運動推進員が普及できるように『かながわ健口体操』を制作したというわけです」
Q 県民の皆さんの反応はいかがですか?
浦上さん
「『毎日実践していたら小顔になった』『長年、悩んでいた口の乾燥が解消した。それからはご飯が美味しく感じ、話もしやすいので、友達との外食が楽しくて仕方ない』等のお声をいただいております」
Q ところで、神奈川県には未病改善のヒーローがいるとか。
浦上さん
「子どもから大人まで、誰もが生き生きと充実した人生を送るためには、日常の生活において、心身をより健康な状態に近づけていく「未病改善」の取組みが重要です。この未病改善の取組みを、子どもに分かりやすく説明するヒーローが『未病改善ヒーロー ミビョーマン』です。ミビョーマンとNMB48がコラボして、ミビョーマンダンスを踊る動画を県のホームページ『かなかなかぞく』公式サイトで配信中です。ぜひ、ご視聴ください! 」
未病改善ヒーロー ミビョーマン(年齢不詳)。神奈川県内のイベントに時々出没する。
ミビョーマンとNMB48がコラボしたアニメはこちら。
<神奈川県>
人口918万人は全国2位。「食」「運動」「社会参加」の3つをキーワードに未病改善の取組みを進めており、「食」の取組みの中に口腔機能の虚弱を防ぐための「オーラルフレイル対策」を位置づけている。
編集長のコメント
あまり知られていませんが、顔には30種類以上の筋肉があり相互に作用し、表情を作り出します。
引きつった笑顔は筋力不足。営業マンは顔の筋トレがマスト。