ご当地健康体操16「武道体操」東京都豊島区

ご当地健康体操16「武道体操」東京都豊島区

武道体操

制作:武道と生きがい長寿研究所

対象:中高年。武道に興味がある方や体験したことがある方で、今は体力に自信がない方。

効果:転倒防止、疲れにくい体づくり、護身、肩こり、首痛、腰痛、膝痛、ヒップアップ、美しい姿勢等

主な利用場面:常設教室、出張武道体操、防災訓練での指導、コミュニティカフェ、高齢者デイサービスプログラム等

所長の大内 巌児さんにお話を伺いました。

Q 大内さんは空手3段で、普段は保育士をされていますが、武道体操を制作した理由を教えてください。

大内さん
数年前に頚椎症が悪化し、歩行が困難になりました。それですっかり自信を無くしていたのですが、
これでは駄目だと椅子に座り冷蔵庫に向かって空手の正拳突きや筋トレを始めました。
続けていくうちに、身体だけでなく気力も取り戻すことができました。
この経験から、武道をベースにした運動は体力が落ちてきた中高年の健康増進や自信回復に役立てるのではないかと。
また、単純に格好いい動きの健康体操があってもよいと思いました」

Q 教室では昔武道を習っていた高齢者も参加されるそうですね。

大内さん
「普通の健康体操には参加しづらくても、武道体操なら参加できるというのはあると思います。
また、参加者の皆さんからは『今までやった体操では使わない筋肉を使っている実感がある』
『ここに来ると沈んでいた気持ちもすっきり爽快になれる』などの声をいただいております」

Q 体操づくりでこだわったことは何ですか?

大内さん
「武道のハードルを低くして大切な要素やコツを簡潔に伝えること。
安全、簡単に自宅でも継続できる動作にすること。
体力、体調に合わせて、椅子に座りながら、つかまりながらできること。
そして、教えられるだけではなく希望者にはリーダー資格を目指せるようにしたことです」

Q メッセージがありましたら一言どうぞ。

大内さん
「武道体操は心を整え、技を身につけ、体を鍛えるものです。無理しない、声を出しながら、楽しむ。
一人で継続していく事は意思の強い方でも大変です。ぜひ仲間を作って下さい」

<武道と生きがい長寿研究所>
2013年大内巌児氏(写真前列中央)により設立。東京都豊島区の教室を拠点に
武道体操をツールとした健康維持と自分らしく生き続けるきっかけ作りを行っている。

編集長のコメント
先日体験しました。武道経験がないので少し不安でしたが、全く問題ありません。
ほどよい緊張感があり、仕事の集中力アップにも役立ちそうです。

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