サンサン体操
制作:長野県筑北村(旧坂北村)2001年
体操制作:外部の運動指導士と村の保健師・看護師・栄養士
音楽:「坂北かぞえ唄」…旧坂北村へ嫁いできた女性(音楽講師)が村の地名を覚えるために作った
映像出演:筑北村職員
体操づくりの目的:高齢者の転倒予防
対象:子どもから大人まで、年齢問わず
効果:関節可動域の維持、改善やストレッチの効果
主な利用場面:村が開催する講習会、地区で行われる住民の集会、筑北村役場の毎日の朝礼
住民福祉課 健康運動指導士 中条ちひろさんにお話を伺いました。
Q サンサン体操のネーミングについて教えてください
中条さん
「太陽の下で、いつでも元気に、3分間(実際には4分近くありますが)体操しようという意味です。
体操ができた2001年当時は、毎日15時になると村の屋外放送でサンサン体操の音楽を流していました」
Q そもそもなぜ体操をつくったのですか?
中条さん
「旧坂北村で高齢者の転倒による骨折が頻発したためです。転倒予防には体操が必要であり、
住民が自分達で取り組める体操があると良いのではと考えました」
Q 住民の皆さんの反応はどうですか?
中条さん
「やってみると意外と疲れる、体が軽くなる、すっきりする、という声をお聞きします。
旧坂北村の住民さんの間ではなじみがありますが、他地域では知られていないこともあるので、全地域に広められれば良いなと思っています」
Q 体操のポイントを教えてください
中条さん
「体を大きく動かすこと、筋肉を意識すること、胸を大きく開くことです。
地域おこし協力隊が制作した村民バージョンもぜひご覧ください!!」
<長野県筑北村>
人口約4,600人。高齢化率は42%(平成27年国勢調査)
北アルプスを望む村内はのどかな農村風景が広がっている。
編集長のコメント
ほのぼのした曲がいいですね。作曲者の方はずっと昔に自分のために作った曲が
体操に使われるなんて思っていなかったと驚いているそうです。