＊地域の福祉イベントで行った体操「Forever 17（いつまでも17歳の気持ちで）」（25分）
制作：友愛（You＆I）会
広島県東広島市黒瀬町で結成された高齢者グループ。
月に2度、地域の福祉センターに集まって体操を行っている。
平均年齢は77歳。最高年齢は88歳。
メンバーは約60名。そのうち、男性は2名。
第1回ご当地健康体操甲子園2016～舞えんのか？ 優勝
＊ご当地健康体操甲子園～舞えんのか？については、後日詳しく紹介します。
木村 進 会長（74歳）にお話を伺いました。
Q 友愛会結成のいきさつを教えてください。
木村会長
「かれこれ10数年前になりますでしょうか。行政が地元の広島国際大学と連携して、
高齢者ドライバーの事故を防止するための体操の講座を期間限定で始めました。
私を含め、10数名が参加して、ボールを使った体操や腹式呼吸、踊りなどを行いました。
参加者は、知らない人同士でしたが、次第に仲良くなりました。
やがてその講座は終わることになりますが、せっかく仲良くなったのに、会えなくなるのは寂しい。
これからは、自主的に集まって体操をやろう！と友愛会を結成しました。
それで男性がほとんどいないこともあり、私が会長に担ぎ出されました（笑）
今から10年前のことです」
Q なるほど。住民の皆さんが自ら立ち上げたグループなんですね。
木村会長
「はい。最初は10数名でしたが、地域の友達がどんどん参加し、
いまは60名くらいおります」
Q 普段はどのような体操をされているのですか？
木村会長
「行政がつくる100歳体操のようなものではなく、みんなで考えて作っています。
『上を向いて歩こう』や東日本大震災の復興ソング『花は咲く』を音楽にしたり、とにかく自由です。
活動が持続するためには、楽しみながらやることが一番だと思っています」
Q 地域のイベントにも参加されているそうですね。
木村会長
「みんなで行う体操は月に2回ですが、地域の福祉イベントにも招かれます。
そこで3種類くらいの体操を披露するのですが、その準備が結構忙しい（苦笑）
なんだかんだメンバーとは週に一度は会って練習などをしています」
Q イベントと言えば、第1回全国健康体操甲子園では優勝したそうですね。
木村会長
「運がよかっただけだと思います。30名で参加しましたが、
新幹線で行くと迷子になりそうだったので、
バスを貸し切り14時間かけて会場（埼玉県）まで行きました（笑）」
Q 今後の抱負をお願いします。
木村会長
「今年は西日本豪雨で1割くらいのメンバーが被害を受けるなど、苦しい年でした。
今後はデイサービスなどへの慰問をもっと広げていけたらと思っています。
いま、それが一番のいきがいになっています」
＜広島県東広島市黒瀬町＞
人口は約2万3千人。広島市、呉市のベッドタウンとして発展。
2005年に東広島市に統合。
