今や800を超えるご当地体操があると言われています。その中から選定したのが「ご当地健康体操100選」。2020年1月1日~12月31日までの視聴者数の順位を発表します。
1位 アクティブ体操🄬(JFEスチール㈱ 西日本製鉄所(岡山県倉敷地区))
2位 ちゃーがんじゅう体操(沖縄県)
3位 忍にん体操(三重県伊賀市)
4位 目のけんこう体操(福井県鯖江市)
5位 佐賀弁ラジオ体操(佐賀県佐賀市)
6位 あっ晴れ!もも太郎体操(岡山県岡山市)
7位 シラタカレッドのキッズ体操~みらいへのマーチ~(山形県白鷹町)
8位 今治タオル体操(愛媛県今治市)
9位 五大栄養素のうた(東京都あきる野市)
10位 はちけんや体操(大阪府大阪市)
1位の「アクティブ体操🄬」の制作者 JFEスチール株式会社 西日本製鉄所の乍さんをリモート取材しました。
(収録:2021年3月8日)
インタビュー要旨
● 1位の感想
「非常に嬉しい。自社の従業員向けの体操なので、他の体操と比べて異色だが、コロナ禍で集まって体操を行いづらい状況が続いていることで、注目されたように思う」
● 体操制作のポイント
「会社の野球部出身で肩や肩甲骨、股関節の改善プログラムをつくってきた。それをベースに組み立てた」
● 定着させる秘訣
「正しい普及のため、定期的に現場を回っている。社内研修に取り入れてもらったり、広報活動にも力を入れている」
● 今後の展望
「従業員だけでなく、地域の高齢者や子供、スポーツ選手も使ってもらえる体操にしたい」
● 視聴者の皆様へメッセージ
「イチロー選手でおなじみの『肩入れストレッチ』のようにこの体操の一部分を日常生活や作業の中で使ってほしい」
2位の「ちゃーがんじゅう体操」の担当者 沖縄県 高齢者福祉介護課の當眞さんをリモート取材しました。
(収録:2021年3月9日)
インタビュー要旨
● 2位の感想
「これまでも度々県外の方から問い合わせがあったが、2位と聞いてとても驚いている」
● 広報活動のポイント
「体操を制作した翌年から県内でテレビCMを放送している。高齢者の方はテレビをよく見るので非常に有効だった」
● 視聴者の皆様へメッセージ
「いま、旅行に行けない人がたくさんいるので、この体操を踊りながら少しでも沖縄気分を味わってほしい」
編集長のコメント
「西日本の体操が上位に多く入りました。1位の『アクティブ体操🄬』や4位の『目のけんこう体操』はコロナ禍を受けてリモートワークの人に多く閲覧されたように推察します。2位の『ちゃーがんじゅう体操』、3位の『忍にん体操』はご当地体操としてのわかりやすさ、親しみやすさが際立っています。5位の『佐賀弁ラジオ体操』はアイデアに優れています」