「体調がどうにも悪く、会社を辞めるかもしれません」
突然の相談で、総務部長の血圧を上げてしまってから、4年半が経とうとしています。
そんな私が会社の「健康推進部員(*組織上の職名ではない)」になるなんて、
誰が想像できたでしょうか。
数年ぶりに再会した友人に、鼻で笑われました。
「不健康推進の間違いだろう」
確かにそうでした。
タバコは吸う。運動はしない。(腰痛がひどくなると格安マッサージに駆け込む)
女子社員が眉をひそめるほどのスイーツ好きで、糖尿病予備軍。
致命的だったのは、子供の頃から少し面倒な持病(アトピー)を抱えていたのに、
自分で健康管理を何ひとつしてこなかったことでした。
「有名な医者に通っているからOK」、「薬を飲んでいるからOK」。
だから、薬で症状がコントロールできなくなったときは、なすすべがありませんでした。
だから、ネットで見つけた「健康によいこと」に手当たり次第飛びつきました。
漢方薬、高額なサプリメント、無農薬野菜、酸素カプセル、カイロプラクティック、温泉湯治。
怪しげな宗教家のもとにも何度か通いました(笑)
そのうち、貯金もなくなり、身も心も疲れきってしまいました。
もはや会社を辞めるしかない。でも辞めてどうする…?
いま、私は会社を辞めることなく、毎日楽しく仕事をしています。それも以前とは別人のような体調のよさで。
もちろん、紆余曲折はありましたが…転機は社長のなにげない一言でした。
私のように毎日歩いたら良いよ。2年間続ければ、体質が変わるよ
その自信に満ちた言い方と「2年間」というやけに具体的な数字。
いまの自分でも、歩くくらいならできるかもと思ったのです。
(つづく)
健康推進部長
虎ノ門ではたらく健康推進部長(見習い)。
全国健康保険協会(協会けんぽ)東京支部保険委員。日本成人病予防協会認定 健康リズムカウンセラー(健康管理能力検定2級)。市民ランナーなど肩書だけは多い。
只今、8月の健検(日本健康マスター検定)合格へ向け勉強中。
虎ノ門ではたらく健康推進部長(見習い)。
全国健康保険協会(協会けんぽ)東京支部保険委員。日本成人病予防協会認定 健康リズムカウンセラー(健康管理能力検定2級)。市民ランナーなど肩書だけは多い。
只今、8月の健検(日本健康マスター検定)合格へ向け勉強中。